「強く打つのがしぶこなんだから」渋野日向子へ原辰徳氏エール…プロアマ戦で同組ラウンド


10番、渋野はティーショット前、原さんにスイングを指導する(カメラ・馬場 秀則)

10番、渋野はティーショット前、原さんにスイングを指導する(カメラ・馬場 秀則)

 女子ゴルフの延田グループ・マスターズGCレディースは23日から4日間、兵庫・マスターズGCで行われる。国内4連戦の3試合目を迎える渋野日向子(26)=サントリー=は22日、プロアマ戦で前巨人監督の原辰徳氏(67)と同組でラウンド。「重みのある言葉をいただけて、超楽しい一日だった」。2009年WBCで日本代表を世界一に導いた名将から復調への力をもらった。

 18ホールを終えた原さんが金言を残した。「アスリート、プロっていうのは常に戦い。チャレンジャー。大谷(翔平)くんだってそうだと思う。試合前というのは不安、期待、いろんなものを持ち合わせた状態で戦い抜かなきゃいけない。それが厳しさ。彼女もそういうところで戦っている」。主戦場の米ツアーでシード権喪失の危機を迎えている今だからこそなお、心にしみた。

 渋野は「そう言っていただけてすごくうれしい」と感激の面持ち。「パッティングが最近打てていない。今日も、弱い…っていうのを目の前で見せてしまった。『強く打つのがしぶこなんだから』と言ってくれた。もっと心から強気で昔は行っていた」。気持ちを奮い立たせ、チャレンジャーとして初日のティーグラウンドに上がる。(高木 恵)

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