佐久間朱莉が記録ずくめの4勝目 11打差完全優勝 「年間女王になりたい」2億円突破も見えた


18番、優勝を決め喜ぶ佐久間朱莉 (カメラ・馬場 秀則)

18番、優勝を決め喜ぶ佐久間朱莉 (カメラ・馬場 秀則)

◆女子プロゴルフツアー 延田グループ・マスターズGCレディース 最終日(26日、兵庫・マスターズGC=6562ヤード、パー72)

 8打差の単独首位で出たメルセデセスランキングトップの佐久間朱莉(大東建託)が逃げ切り今季4勝目を挙げ、初の年間女王に前進した。6バーディー、1ボギーの67で回り、通算25アンダー。大会記録の19アンダーを更新した。

 初日からの首位を守り5月のブリヂストンレディスに続く4日間大会での完全優勝だった。同一年の4日間大会での複数回の完全Vはツアー史上初となった。

 2位に11打の大差をつけての優勝は、樋口久子(1973年、東海クラシック)、服部道子(98年、伊藤園レディス)、不動裕理(2004年、日本女子オープン)に並ぶ、日本人ツアー最多差記録。

 第3ラウンド後には「2位と何打差だとうが、自分の一打に集中して、毎日4つ伸ばすという目標を今週は立てたので、そこに向かって最終日も少しでも伸ばしていきたい」と語っていた22歳。

 優勝賞金3600万円を上積みし、今季の獲得賞金は1億9500円を超えた。イ・ボミ(2015年)、山下美夢有(22、23年)、竹田麗央(24年)に続く史上4人目の年間2億円突破にも近づいた。

 佐久間は「長かった。周りを気にせず自分のゴルフに集中できた。年間女王になりたいという思いが今とても強いので、あと5試合で一つでも勝てたらうれしい」と語った。

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