
2アンダーで初日を終えた石川遼(カメラ・高木恵)
◆国内男子プロゴルフツアー フォーティネット・プレーヤーズ・カップ 第1日(30日、千葉・成田ヒルズCC=7137ヤード、パー71)
石川遼(カシオ)は3バーディー、1ボギーの2アンダー69で回り、トップと3打差の16位につけた。「今年のなかでも非常に難しいコースだと思うし、アウトの方がトリッキー。最終日みたいなタフなピン位置も多かった」と振り返った新規大会の初日。前半17番パー3でティーショットを2メートルにつけてスコアを伸ばし、最終9番パー5では第2打をカラーまで運びバーディーで締めた。
フォーティネット・プレーヤーズ・カップは、プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品に次ぐ選手会主催の大会で「選手とファンが、かつてなく強くつながる大会」がメインテーマになっている。選手からファンにSNSを通じて18の質問を事前に投げかけ、場内のWi―Fi環境、案内ボードの充実、観戦アプリなどギャラリーファーストに取り組んでいる。
この日は日テレスポーツのYouTube「注目組帯同ライブ配信」が石川、蝉川泰果、出利葉太一郎のプレーに密着。臨場感あふれる映像と、プレーの合間の選手のちょっとした素顔をお茶の間に届けた。石川は「撮られ方だったり、見せ方っていうところで色々な取り組みをやっている。トライアンドエラーももちろんあると思うし、そうしていきながらコツコツと作っていくことが大事だと思う」と語った。
昨年のプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品では実行委員長を務めた石川が、自らピンマイクをつけて予選2日をプレーしたことがあった。「エンターテインメント性と競技性の両立をうまく図っていくことが求められるのかなと思う。競技性は損なわれたくないというのが僕の中で大前提としてある。そこにエンターテインメント性としての側面を、競技性を損なわずに高めていく。そこをできればというのが理想」と今後を見据えた。

