
三井住友VISA太平洋マスターズのプロアマ戦を終えて取材対応する生源寺龍憲(カメラ・星野浩司)
◆男子プロゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ プロアマ戦(12日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
今季2勝で賞金ランキング1位の生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり)=フリー=が12日、プロアマ戦で最終調整した。
2戦連続の予選落ちで迎えた前週のACN選手権は、最終日が悪天候で中止となった中で2位に入った。「関西に1泊して月曜日の朝に移動した。ゆっくりできたけど、時間があったのでジムに行きました」。自身の状態は「やっと普通に戻った」と明かし、3勝目がかかる今大会へ「4日間、2桁アンダーで回りたい」と言葉に力を込めた。
今季は全21試合に出場。コンディション調整のため試合の出場を見送り、連戦を回避する選手もいる中、無休で駆け抜けてきた。生源寺は「どこかで休まないといけなかったかな。ズレがどんどん大きくなった」と振り返った。
国内とアジアンツアーと並行して戦った昨年と違い、今季は国内ツアーをメインに出場。「今年は日本(ツアー)しか出ないから休まなくてもいいだろうと思ったけど、休んだ方が良かったかな。1つ勉強になった。体の疲労もあるけど、頭が1回リセットされたり、1回トレーニングをしっかり入れられる」。反省とともに収穫を得た。
12月は米ツアーの予選会に出場予定。賞金ランク1位を快走するが、次週のダンロップフェニックス(20~23日)終了時の2位から5位は2次(12月2~5日)から、1位は最終(11~14日)から受けることができる。生源寺は「来年はアメリカでプレーすることになったらスケジュールは立てにくいと思うけど、体の状態や脳の疲労の状態を見ながらやりたい」。今季の教訓を胸に、来季の米ツアー挑戦を見据えた。

