23歳・金子駆大が今季2勝目! 4000万円を獲得 賞金ランクトップ浮上 男子ゴルフ最終日


8番ティーショットを放つ金子駆大(カメラ・今西 淳) 

8番ティーショットを放つ金子駆大(カメラ・今西 淳) 

◆男子プロゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日(16日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)

 最終ラウンドが行われ、23歳の金子駆大(こうた)=NTPホールディングス=が今季2勝目を飾った。単独首位で出て2バーディー、ボギーなしの68で回り、通算17アンダーで優勝賞金4000万円を獲得した。

 2位と5打差、自身初の単独首位で迎えた最終日。金子は2番で6メートル、3番で3メートルを沈めて連続バーディー。5番で李尚熹(イ・サンヒ、韓国)に3打差に迫られた直後、6番で第1打を右の林に曲げるピンチを迎えたが、第3打を30センチに寄せてパーをセーブした。

 8番で1・5メートルのパーパットがカップに蹴られ、嫌なムードが漂ったが、9番で3メートルのパーパットを沈めてガッツボーズ。李がスコアを落として後退した後半も着実にパーを重ね、2位に大差をつける独走Vを果たした。初優勝を飾った5月の関西オープンに続き、今季2勝目となった。

 賞金ランキングは前週時点でトップの生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり)=フリー=に約800万円差の2位。今大会優勝で4000万円を獲得し、トップに浮上した。初の賞金王に向けて大きく前進した。

 ◆金子 駆大(かねこ・こうた)2002年9月4日、愛知・名古屋市生まれ。23歳。3歳からゴルフを始め、中学2年時に中部ジュニア(12~14歳の部)で優勝。ルネサンス豊田高2年時には中部高校選手権春季大会で優勝し、20年の3年時にプロテストを受け、一発合格。21年の中日クラウンズでツアーデビュー。今年5月の関西オープンで初優勝。177センチ、83キロ。

最新のカテゴリー記事