金谷拓実「粘り強くできた」2アンダー発進 吉本ここねと結婚公表後初ラウンド ファンから祝福の声に「うれしかった」


12番でバーディーを奪い声援に応える金谷拓実(カメラ・今西  淳)

12番でバーディーを奪い声援に応える金谷拓実(カメラ・今西 淳)

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー 25年シーズン最終戦 メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 第1日(4日、東京よみうりCC=7002ヤード、パー70)

 2024年の賞金王で今年から米ツアーに主戦場を移した金谷拓実(SOMPOひまわり生命)が4バーディー、2ボギーの68で回り、2アンダーでホールアウト。ホールアウト時点で暫定4位につけた。「グリーンのスピードがどんどん上がっているので、すごく難しいラウンドになったかなと思います。ボギーもあったけど粘り強くラウンドできたと思います」とうなずいた。

 開幕前日の3日に女子プロゴルファーの吉本ここね(不二サッシ)と1月に結婚していたことを明かし、祝福ムードのラウンド初日。1番からスタート時にはファンから「おめでとう」と声が飛んだ。「ファンの方が報道を見て祝福の声をかけていただいてうれしかった」と声援を力に変えた。

 高速グリーンのコースで「アイアンの縦距離がなかなか合わなかった」とショットで悩まされたが、3番で約2メートルのパーパットを沈めるなど持ち前の粘り強さを発揮。パープレーで折り返すと、12番で5メートルのバーディーパットを決め切り、13番パー4では残り170ヤードの第2打を7アイアンでピンそば1メートルにつける連続バーディーで伸ばした。15番でボギーの後、パー5の17番でしっかりバーディーを奪って上位に顔を出した。

 3日に結婚したことを明かした後は周囲やファンからの反響が大きかったという。吉本とも連絡を取り合い、「『みんなに喜んでもらえて良かったね』と(2人で)話しました。いろいろ連絡もいただいたし、これからお互いに支え合っていけたらいいなと思います」と改めて決意。昨年は3位に入り、逆転して初の賞金王を決めた大会。「大好きなトーナメント。これまで優勝には届いていないので、あと3日、自分らしいプレーを続けて、優勝を目指して頑張ります」と強い決意を込めた。

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