
優勝し母・美由紀さん(右)と優勝カップを手にする河本結(カメラ・中島 傑)
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
1打差2位からスタートした河本結(リコー)が1イーグル、4バーディー、4ボギーの70で回り、通算1オーバー。逆転で初のメジャー制覇を達成した。昨年10月のスタンレーレディスホンダ以来のツアー通算5勝目。1998年度生まれの「黄金世代」では畑岡奈紗、原英莉花、渋野日向子、勝みなみに続く5人目の国内メジャーVとなった。優勝賞金3000万円を獲得した。
優勝会見では「あんまりメジャー勝ったという実感はなくて、とにかく本当に目の前の一打に集中してプレーしたので、やっと4日間が終わったという感じの方が強いです。勝ててうれしいなと思います」と喜びを語った。
◆河本に聞く
―優勝がかかる中で気をつけたことは。
「本当に4日間、何も変わらずプレーしたんですけど、やっぱり4日目になって後半疲れてきてちょっとショットが乱れていたので、そこを何とか自分の気持ちでカバーしながらプレーしました」
―「勝ちたい気持ちは勝手に出てくる」と話していた。最終日に向けて出てきたか。
「全然出てこなくて。なんか変なんですけど、やるべきことをしたら勝つっていう感じでは思ってて、あんまり勝ちたいっていうのはなかったです。とにかくこの球をどこに打つか、どう歩くかっていう感じだったので、気づいたら終わってたような感覚ではありますね。勝つイメージが湧いてたって感じでした。昨日の夜にウェアを3種類ぐらい悩んだ時に、コレって思ったんです。これを着てトロフィーを持ってる自分がすごくイメージできたので、その時に思いました。そこからはもう力みはなかったです。きっとそうなるだろうな、みたいな感覚だったかな」
―母の日に優勝した。
「プレー前はすごく、母の日だから優勝を届けたいなと思っていたんですけど、試合に入ったらとにかく目の前の自分のゴルフにすごく集中していました」
―トレードマークのリボンはピンク色。母の日仕様か。
「このワールドレディスサロンパスカップの色が緑とピンクなので、そのイメージを意識してウェアをコーディネートしたので、ピンクは母の日仕様を意識して取り入れたカラーではあります」
―最近、お母さんにかけられた言葉でうれしかったことは。
「試合期間中に『しっかりしなさい』みたいな、けっこう圧をかけてくるタイプなんで(笑い)。そういう厳しめの愛ある言葉をたくさんもらえます。すごく私の家族は仲がいいと思ってますし、本当に生まれ変わっても、お母さんがまた私のお母さんでいてほしい」
―母はどんな存在か。
「お母さんっていう感覚はなくて、友達みたいな感じ。ミユキちゃんって呼んでるし、プライベートのこともゴルフのことも相談します。自分がもし子供ができた時に、そういうふうに過ごせるようになりたいと思うので、尊敬してるし、憧れの母かなと思います」
―同世代の選手も結婚や出産など増えている中、自身のライフプランについて考えたり、焦りを感じたりすることは。
「焦りしかないです(笑)。こんなストイックだし、自分に厳しく生きているので、自分が尊敬できる人でないと嫌なので。大丈夫かなって心配になるんですけど、とにかく年間女王を取るっていうのが自分のライフプランの中で一番大きな目標なので、まずはそこに行くために、とにかく何が最善かを考えて、ゴルフと向き合って過ごしている毎日っていう感じです」
―何歳まで第一線で戦いたいか、どんな選手人生を送りたいか。
「いま28歳だから、あと5年、6年、7年くらいは最前線でできるんじゃないかなって思ってます。最前線で。あとはその時に出会ったり、結婚があったりわからないですけど、今は全然読めないので。とにかくゴルフが彼氏って思って過ごしているので、それが楽しいですし、その生き方でいいのかなって思って過ごしています」
―この優勝で3年間の複数年シードを得た。再び米ツアーに挑戦したい気持ちは。
「いや、今は年間女王を取ることが頭にあるので、それを取ったらまた考えるかもしれないですけど、今は、まずはそこかなと思います」

