マスターズで痛感「飛距離が全然足りない」 新・飛ばし屋の片岡尚之がメジャー2冠へ1差2位で週末へ


ホールアウトした片岡尚之(カメラ・渡辺 朋美)

ホールアウトした片岡尚之(カメラ・渡辺 朋美)

◆男子プロゴルフツアー メジャー第2戦 BMW日本ツアー選手権森ビル杯 第2日(5日、茨城・宍戸ヒルズCC西C=7431ヤード、パー70)

 第2ラウンド(R)が行われ、ツアー2勝の片岡尚之(ACN)が13位で出て3バーディー、1ボギーの68をマークし、通算4アンダーで首位と1打差の2位に浮上した。

 6番パー5(588ヤード)は残り290ヤードの第2打を“直ドラ”で残り40ヤードへ運び、1メートルに寄せてバーディー。7番で1つ落としたが、11番で5メートルを沈め、17番は残り162ヤードから8アイアンで「めっちゃ完璧だった」というスーパーショットで1メートルのベタピンでバーディーを奪った。

 2日連続で強風が吹き荒れたメジャーの難コースを制し、4アンダーで決勝Rに進出。「2日間よくこの難コースで耐えてる。本当に自分を褒めたい。上空と地上の風が違うことが多くてジャッジが難しかったけど、2日間で2ボギーで抑えられてうまくいった」と手応えを語った。

 身長171センチと大柄ではない片岡が「新・飛ばし屋」に変身した。平均飛距離は昨季が284・78ヤードで全体65位だったが、今年は298・76ヤードで13位と急上昇。今大会初日は323・72ヤードで全体4位をマークした。4月に初出場して予選落ちた海外メジャーのマスターズ出場後「飛距離が全然足りない」と痛感し、意識を変えた。

 米国から帰国後、前週まで5戦で予選落ち2度、途中棄権2度と苦戦。「結果がずっと出てなかったけど、あまり落ち込まず、飛距離アップを目指して2~3か月取り組んできた」。練習時に「めちゃくちゃ振るだけ」と鍛錬を重ね、パワフルなショットを連発している。ボールスピードは時速7~8マイルほど増え、練習時には最大177マイルを計測。昨年は270~275ヤードだったキャリーの距離は約285ヤードに伸び「うれしい。キャリーで300ヤードが目標。頑張ればいけると思う」と自信をのぞかせた。

 平均パットで20―21年と昨年1位に輝いたパット巧者が、ツアー屈指の飛距離という新たな武器を手にした。前週のミズノオープンで今季初めて予選通過(最終成績は23位)し、今大会は2位で決勝Rに臨む。「めちゃくちゃ久しぶり。まだ手探りだけど、アイアンはすごくいい感じで打てているので、ティーショットがフェアウェーをキープできれば勝負になる。2日間、この調子で耐えのゴルフで頑張りたい」。昨年の日本オープンに続くメジャー2冠へ決意を込めた。

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