【男子ゴルフ】中野麟太朗、大会初出場として史上2人目のツアー初Vへ5打差5位「今日は超・完璧だった」


4番、ティーショットを放つ中野麟太朗(カメラ・渡辺 朋美)

4番、ティーショットを放つ中野麟太朗(カメラ・渡辺 朋美)

◆男子プロゴルフツアー メジャー第2戦 BMW日本ツアー選手権森ビル杯 第3日(6日、茨城・宍戸ヒルズCC西C=7464ヤード、パー71)

 昨年11月にプロ転向した中野麟太朗(22)=三菱電機=が9位で出て6バーディー、3ボギーの68をマークし、通算4アンダーで首位と5打差の5位に浮上した。23年の日本アマ覇者で、今春に早大を卒業した注目株。大会初出場者として史上2人目(第1回を除く)のツアー初優勝を逆転でつかむ。メジャー2勝目を狙う片岡尚之(28)=ACN=がこの日ベスト66と伸ばし、通算9アンダーで単独首位に浮上した。

 中野はすがる思いでパターに語りかけた。「そろそろ起きないとヤバいよ…」。序盤から短いパットを外し続けて3ボギーと失速した中、12番パー4で2メートルを沈めてバーディーを奪った。「パターが目覚めてくれた。流れが変わった」と再びエンジンがかかった。

 メジャーの難コースでショットが絶好調。13、15、17番と立て続けに1メートルのベタピンで伸ばし、最終18番はグリーン右ラフからチップインバーディーで締めた。後半に5つ伸ばす猛チャージ。「今日は超・完璧だった。奇跡に近いラウンド。前半はお通夜だったけど、優勝戦線に戻ってこられた」と冗舌だった。

 「麟太朗」は勝海舟の幼名から命名。故・尾崎将司さんのアカデミーで腕を磨いて23年の日本アマを制し、今春に早大を卒業してツアーに本格参戦した。185センチ、95キロの体格を武器に、この日の平均飛距離316・26ヤードは全体9位。アプローチ、パターの小技も光り、初日22位→9位→5位とうなぎ登りだ。

 宍戸ヒルズCC西Cで開催の今大会で逆転Vは過去22回中9回あり、最大で5打差から2人が制覇。5打差5位で最終日に臨む中野は「自分の底力を見せられるように頑張る」。12年の藤本佳則以来、2人目の大会初出場Vを諦めない。(星野 浩司)

最新のカテゴリー記事