【女子ゴルフ】木戸愛が2位惜敗 17番で痛恨のセカンドOBで史上最長ブランクとなる14年ぶりの優勝を逃す


17番、ダブルボギーとなった木戸愛(カメラ・古川 剛伊)

17番、ダブルボギーとなった木戸愛(カメラ・古川 剛伊)

◆女子プロゴルフツアー ヨネックスレディス最終日(7日、新潟・ヨネックスCC=6483ヤード、パー72)

 2位に3打差の首位からスタートした吉田鈴(りん、大東建託)は、3バーディー、2ボギーの71で回り、通算8アンダーで念願のツアー初優勝を飾った。日本女子ツアー通算4勝の優利(エプソン)を姉に持つ22歳の人気女子プロが新潟でうれしい1勝を手にした。姉・福嶋晃子と妹・浩子、姉・堀奈津佳と妹・琴音、姉・岩井明愛(あきえ)と妹・千怜(ちさと)に続いてツアー史上4組目の姉妹優勝となった。

 2打差の3位は木戸愛(めぐみ、日本ケアサプライ)、政田夢乃(なないろ生命)、倉林紅(こう、サーフビバレッジ)の3人。

 首位と3打差の2位からスタートした36歳の木戸は最終組のひとつ前でプレー。16番まで4バーディー、1ボギーとスコアを3つ伸ばし、吉田鈴と1打差の2位に迫った。2012年7月のサマンサタバサレディース以来、ツアー史上最長ブランクとなる14年ぶりの優勝に向けて好プレーを続けていたが、17番パー4で、フェアウェーからの第2打を右に曲げて、ダブルボギー。痛恨のセカンドOBとなった。

 18番パー5では意地のバーディーフィニッシュ。終わってみれば、17番のセカンドOBの分の2打だけ、吉田鈴に及ばずに2位惜敗。「17番は悔しさもありますが、18番でバーディーを取れて、また来週、頑張りたいです」と木戸は、爽やかに戦いを振り返った。

 22歳の時に勝った2012年7月のサマンサタバサレディース以来、14年ぶりの優勝まで、あと一歩だった。1988年のツアー制度施行後としては最長ブランク優勝記録は金田久美子の11年189日(2011年4月24日・フジサンケイレディス~2022年10月30日・樋口久子・三菱電機レディス)。ツアー制度施行前としても、デビー・マッシーの13年1日(1977年11月3日・LPGA美津濃ジャパンクラシック~1990年11月4日・マツダジャパンクラシック)を超える。歴史的な快挙に2打だけ届かなかった。

 父は、いぶし銀のプロレスラーとして活躍した木戸修(きど・おさむ)さん。一瞬にして相手を押さえつける「キドクラッチ」でファンを魅了した名プロレスラーは2023年12月、73歳で亡くなった。木戸さんは生前、娘の運転手も兼ねて、たびたび会場を訪れ、陰から応援していた。父が亡くなった時、木戸は「私にとっての木戸修は、優しい父親でもあり、偉大な先輩アスリートでもあり、尊敬し、父の娘であることを誇りに思っております」とコメントした。

 木戸は、尊敬する父と同じくファイティングポーズを崩すことは決してない。

 「ホールアウトした時『必ず次につなげるぞ』と思いました。今週の経験も必ず『よかった』にしたいです。まだまだ試合が続くので、しっかり気持ちを切り替えて練習して頑張りたいと思います」と実感を込めて話した。

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