
優勝した吉田鈴(右)とベストルーキー賞の戸高玲奈(左)(カメラ・古川 剛伊)
◆女子プロゴルフツアー ヨネックスレディス最終日(7日、新潟・ヨネックスCC=6483ヤード、パー72)
2位に3打差の首位からスタートした吉田鈴(りん、大東建託)は、3バーディー、2ボギーの71で回り、通算8アンダーで念願のツアー初優勝を飾った。一時は1打差3位に後退したが、すぐに再逆転。日本女子ツアー通算4勝の優利(エプソン)を姉に持つ22歳の人気女子プロが新潟でうれしい1勝を手にした。姉・福嶋晃子と妹・浩子、姉・堀奈津佳と妹・琴音、姉・岩井明愛(あきえ)と妹・千怜(ちさと)に続いてツアー史上4組目の姉妹優勝となった。表彰式後に優勝会見に応じ。以下、主な一問一答。
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◆吉田の初優勝記者会見の主な問答
―優勝を決めるバーディーパットを入れてようやく笑った。
「プレー中、皆さん言う通り笑顔がないみたいなこと言われますけど、アスリートとして私はあまり一喜一憂したくないし、バーディー決めても普通の顔している方が、相手としては気持ち悪いと思うから。ガッツポーズとか笑顔になると、『あ、うれしいんだ』って分かっちゃうから、それをあえて隠してプレーするのが私のスタイルだと思うので。バーディー取ってファンサービスする選手もいると思うんですけど、それぞれのプレースタイルだと思うので、それが私の今の形になってるのかなと思います」
―ハーフターンの時に並ばれてる時の気持ちは。
「そこに関しては、自分が(スコアを)落としてなかったので、周りがどうっていうよりかは、自分が良いプレーさえすれば大丈夫だから、あまり気にしないようにはしてました。気持ちがざわざわしたというのも全然なかったです」
―今日の具体的なプランは。
「普段とやることは変えないようには決めてて。本当に最後のバックナイン、最後の3、4ホールは自分の位置も把握して、攻め方もちょっとずつ変えて。でも、攻めの姿勢は崩さないみたいな。位置を分かってプレーしてたとは思うんですけど、さっき言った通り17番では並ばれたな、とは思ってたので。自分からバーディー取りに行くような姿勢は続けてましたね」
―優勝した瞬間、初めて笑った。
「思ったより冷静だったなと。本当にもっと色んなことが込み上げてくるのかなとも思ったのですけど、本当にそんなことなくて。だから初優勝じゃなくて、もっと勝ちたいっていう思いもあって、そういう風になってるんじゃないかなとは思います。涙は全くなかったです」
―イメージしてた初優勝の自分はどんな感じか。
「優勝したらやっぱり涙が出るのかなっていう気持ちはありました。プロになるまでちょっと時間もかかったし。でも、ちょっと違いましたね、景色は。最後まで気の抜けない展開だったので、やりきったなっていう気持ちが先に来ました」
―プロテスト4回(4年)かかって、プロになって2年目での初優勝は。
「思ったより早かったです」
―今季まだシーズン半分も終わってないところで勝てたっていうのは。
「ヨネックスもチャンスだと思っていたし、(同週開催の海外メジャー)全米女子オープン行く選手も多いのは分かっていたので、こういうチャンスをつかめたことがすごい収穫だなと思います」
―次の目標は。
「1回勝って試したいことが増えたので、何勝したいというよりかは、もっと自分の技術をアップしたいとか、こういう打ち方をしたいって風にフォーカスしているので。その結果だと思っています」
◆吉田 鈴(よしだ・りん)2004年2月21日、千葉・市川市出身。21歳。6歳の時、姉・優利(国内ツアー3勝)の影響でゴルフを始める。千葉黎明高―日本ウェルネススポーツ大。21年日本女子アマ4位。24年7月の大東建託・いい部屋ネットレディスで自己最高10位。同11月プロテスト合格。ドライバーの平均飛距離は240ヤード。身長153センチ。家族は両親と姉、兄。好きな歌手はONE OK ROCK。

