
18番、ティーショットを放つ金瑞娥(カメラ・岩田 大補)
◆女子プロゴルフツアー 宮里藍サントリーレディス 第1日(11日、兵庫・六甲国際GC=6619ヤード、パー72)
14歳の韓国のアマチュア、金瑞娥(キム・ソア)が衝撃の日本デビューを果たした。9バーディー、ボギーなしの9アンダー63をマークし、単独首位発進を決めた。
2024年ワールドレディス・サロンパスカップでの李暁松(イ・ヒョソン、韓国)の15歳176日を大幅に塗り替える14歳150日でのツアー最年少優勝へ好スタートを切った。
「今日はパッティングがすごくよかった。4アンダーを目標にしていた。9アンダーは自分でも予想していなかったスコアなので、よくできたと思う」と初々しい笑顔を見せた。
17番パー5で残り250ヤードの第2打を、直ドラでピン奧6メートルに運んで2パット。18番は102ヤードをピン右奧2メートル弱につけ、連続バーディーで締めた。
ゴルフ歴は、まだ4年目というから驚きだ。子どもの頃はピアニストになることが夢だったが、同時期に習っていたテコンドーのコーチから「アスリートに向いているからスポーツをやった方がいい」と声がかかった。
祖母の薦めで11歳のときにゴルフを選んだ。「目標は世界ランクNO1。五輪に出場してグランドスラムを達成したい」。プロも参加した2月のポルトガルの大会で優勝。4月の韓国女子ツアーの開幕戦では4位に入るなど、成長著しい。
身長171センチのロングヒッターは、キャリーで270ヤードをマークする。開幕前の練習ラウンドで一緒に回った日本ツアー屈指の飛ばし屋、穴井詩が「あの子はどこの子!?」と目を丸くしたほどだ。
ファンの間では韓国語で「アグレッシブ」「イケイケ」を意味する「タッコン」の愛称で親しまれている。「同じ練習場で練習していたので、もちろん知っている」という李暁松の記録更新が見える位置で初日を終えた。「とにかく自分のベストを尽くすことだけを考えたい」。積極果敢にコースを攻め抜く。(高木 恵)

