
8番、ティーショットを放つ吉沢柚月(カメラ・中島 傑)
◆女子プロゴルフツアー ミネベアミツミレディス 第1日(9日、北海道・真駒内CC空沼C=6700ヤード、パー72)
ツアー初優勝を目指すプロ3年目の吉沢柚月(三菱電機)が8バーディー、4ボギーの4アンダーの68をマークし、トップと3打差の6位と好スタートを切った。
後半の8番パー3で10メートルをねじ込むと、9番は108ヤードの第2打を奥1メートル半に運び連続バーディーで締めた。「上出来です。ショットを自分の落としたい所に落とせていたので、チャンスは多かった。それが今日は入ってくれた」と後半のプレーには合格点。この1か月でインスタグラムのフォロワーが、ほぼ倍の3・5万人に増えた人気上昇中の22歳は、満面の笑みを浮かべた。
5月のリゾートトラストレディスでプレーオフの末に2位に入るなど、躍進中の今季。「本当に勝ちたいって毎週思っているけど、最終日に伸ばしきれない。上位にいて伸ばせるようになりたい。そこが課題」。頭では理解している。ただ、ラウンド中に心と体のバランスを維持することは簡単なことではない。
前週の資生堂・JALレディスは3打差8位で出た最終日に、71と伸ばしきれずに18位に終わった。「勝ちたい気持ちが前面に出て、全部(ピンを)狙いに行っちゃってのミス」と自己分析。「ミスを取り返そうとする癖がある。そうすると絶対にボギーが先に来ちゃう」と反省点を挙げた。
この日の12番パー5ではディボットからの第3打が寄らず、13番はティーショットを右の崖下に曲げて連続ボギー。15番も第1打を右に曲げ、4ホールで3つスコアを落とした。「ショックすぎた」と落ち込みかけたが、すぐに切り替えた。「ミスが来ても引きずらない。チャンスが来るのを待つ」。結果、直後の連続バーディーにつなげた。
2024年2月からサポートを受けている日本管材センターは、大谷翔平、山本由伸投手が所属するドジャースともスポンサーシップ契約を結んでいる。オフに関根章人社長と交わした約束がモチベーションの一つになっている。「勝ったらロスまで試合を見に連れて行くよ」と激励を受けた。「めちゃくちゃ励みになっている。見に行きたい」。大きな瞳がキラキラと輝いた。
大谷のことは「アスリートとしてもちろん、尊敬しているし、多くの人に愛されているところも人としてすごいと思う」。7日のメジャー通算300号もネットニュースでチェック済みだ。シーズン中は毎週のようにトーナメントが続き、現実的には米国での観戦は難しい。ところがだ。3週後に控える今季最後のオープンウィークに、ドジャースが本拠地で6連戦(7月28日~8月2日)を予定している。初優勝をつかみ取り、絶好の機会をものにする。(高木 恵)

