
1番、ティーショットを放つ桑木志帆(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー メジャー第2戦 ソニー日本女子プロ選手権 第1日(10日、石川・片山津GC白山C=6755ヤード、パー72)
第1ラウンドは午前組が終了。8月のAIG全英女子オープンを制した桑木志帆(大和ハウス工業)が6バーディー、2ボギーの4アンダー68をマークし、単独トップでホールアウトした。最終9番は3メートル弱を沈めてバーディー締め。「初日がすごく大事だと思っていた。いいスタートを切れた。一日2アンダーを目標にしていたので、すごくいいラウンドだった」。笑顔で初日を振り返った。
朝の練習場で、ショットの当たりが悪かった。岩本砂織コーチから「出球と風に対するイメージを大切に。どこに出したいか、どんな打ち方をしたいかだけをイメージして」と声をかけられた。最後は「気合」で集中し、大勢のギャラリーが待つティーグラウンドに上がった。
前半13番パー3でバンカーから寄らずにボギーが先行したが、直後の14番から3連続バーディーで取り返した。18番はグリーン右手前ラフからのアプローチが、ギャラリーの「入れー」の声に押されるようにカップに消え、チップインバーディー。詳細は「内緒(笑)」ながら「練習ラウンドの時に沈んだアプローチをコーチに教えてもらった。初めての打ち方」で活路を開いた。
2度のバウンスバックで悪い流れを断った。「このコースなのでボギーは絶対に来る。引きずらすに、バーディーを取れるホールがちゃんとあるので、そこでしっかりチャンスにつけようと思って回っていた。なのでボギーが来てもあまり響かなかった」。一喜一憂することなく、自信を持って回れている。昨年全英覇者で、この日は1アンダーの山下美夢有(花王)と同組だった。「初日からたくさんのギャラリーの方が来てくださって、声援がいつもよりある感じがするのですごく楽しい」。片山津でのプレーを満喫中だ。
1977年の樋口久子(全米女子プロ、日本女子プロ、日本女子オープン)、19年の渋野日向子(全英女子オープン、ワールドレディスサロンパスカップ)以来となる海外メジャーと国内メジャーの同一年優勝へ好発進。「(意識は)もうちょっとしたら出てくるかもしれない。まだ初日なのでおとなしくしています」と冗談めかした23歳は、列を作ったファンの元へ。丁寧に、サインの求めに応じ続けた。(高木 恵)

