
練習ラウンドの10番でショットを放つ藤本佳則 (カメラ・堺 恒志)
米男子プロゴルフツアーの秋季シリーズ、ベイカレント・クラシック・レクサスは8日から4日間、神奈川・横浜CC(7322ヤード、パー71)で行われる。今季日本ツアーで13年ぶりに優勝し、2019年全英オープン以来7年ぶりの米ツアー出場となる藤本佳則(国際スポーツ振興協会)は6日、18ホールをラウンド。「ワクワク半分。あと半分が何かは分からない(笑)」と独自の表現で興奮を語った。
日本ツアーのポイントランキング5位の資格で出場権を獲得。「自力で出られたっていうのは良かった。PGA選手がいっぱいいる中で、何を学ぶか、どう感じるか、自分自身すごく楽しみ」。前週のドラッグストア・コスモスカップは最終日に伸ばして4位に食い込み、今季5度目のトップ10入り。「調子はまあまあ。ぼちぼちぐらい」とゴルフの状態について触れた。世界最高峰の舞台を主戦場にする猛者たちとの一戦を前に「土俵が違うんでね。本当にすごい選手ばかり。僕らがどうこう言えるレベルじゃない。どういうゲームプランを立てるのかとか、そういうのも含めて楽しみ」と口にした。
米ツアーで今季2勝を挙げ、世界ランキング20位のジェーコブ・ブリッジマン(米国)と数ホールを回った。スマートフォンを取り出し、動画を撮りながらスイングに見入った。「日本の選手と全てが違う。スイングスピードも圧力も。参考にできるのか分からないけど、勉強したいなと」。36歳の瞳はゴルフ少年のように輝いていた。自らも「キラキラしていると思う」と認めた。
米ツアー通算11勝の松山英樹(LEXUS)は東北福祉大の2学年後輩。学生時代、切磋琢磨を続けた仲だ。松山はルーキーイヤーの2013年に賞金王になり、すぐに主戦場を米国に移した。「天と地の差があるので、僕らの世界は。年とか関係ない。もし僕がこの大会で上の順位に行ったとしても、そんなの何の価値もない。積み上げているものが違う」と言い切った。「ほんまにすごい。こんな日本人はもう現れないんじゃないかな。世界中の全ゴルファーがあこがれるマスターズを勝ったんだから」。後輩へのリスペクトを語る言葉に、熱がこもった。(高木 恵)

