
13番をパーセーブし声援に応える岩井明愛。通算11アンダーで単独首位に立った(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー スタンレーレディスホンダ 第2日(10日、静岡・東名CC=6530ヤード、パー72)
米ツアーを主戦場とし、日米通算7勝の岩井明愛(あきえ、24)=ホンダ=が2位で出て7バーディー、1ボギーの66をマークし、通算11アンダーで単独トップに浮上した。23、24年に2年連続の3勝、昨年は米ツアー初Vを飾ったが、今季は未勝利。所属企業が特別協賛するホステス大会で、国内2年ぶり7勝目を狙う。日米10勝の古江彩佳(26)=富士通=が単独首位で出て69で回り、10アンダーの2位に後退した。
何度も、何度もガッツポーズを繰り出した。岩井明は1番で第1打を右に曲げてボギー発進したが、6番でグリーン奥7メートルからチップインで2連続バーディー。9番から3連続で伸ばす猛チャージを見せ、16番は左カラーから4メートルを沈めて7つ目のバーディーを奪った。7月の海外メジャー、エビアン選手権初日以来の単独首位に浮上。「ショットはここ数週間に比べたら手応えは良い。楽しくゴルフできた」とかみしめた。
出場選手で屈指の飛距離、精度を誇るショットでギャラリーを湧かせた。2日間で平均飛距離273ヤードは全体1位。3番パー5は2オン成功でバーディーを奪い、打ち下ろしの8番は311ヤードのビッグドライブ。アップダウンの激しい難コースでパーオン率83・3%は同5位。2日間でボギーは2つと安定感が光る。
今大会を特別協賛するホンダと所属契約を結ぶホステスプロ。優勝副賞として会場に展示されたホンダの高級車「ZR―V e:HEV Z」(約430万円)を横目に「優勝して車をもらいたい」と笑う。オフに同社社会人野球チームとともに練習に励み、今大会中も多くの同社関係者が集結し「大会を盛り上げたい」と思いは誰よりも強い。
双子の妹・千怜(ちさと)とともに米ツアーに本格参戦して2年目。8月末から米国、日本、韓国、米国、ハワイ、日本とハードな日程で転戦してきた。趣味はギターで人気歌手・優里らの楽曲を弾き語りで歌い、ハワイではサーフィンを楽しみ、最近はネットフリックスに加入して移動の機内で「First Love 初恋」などを見てリフレッシュ。6日に帰国し「いつも元気です!」とコンディションは万全だ。
23年、24年は国内で3勝ずつ挙げ、昨年は米ツアー初優勝。だが、今季は日米通じて3位以内が3度ありながら勝利はない。「今年はまだ優勝できていない。優勝できるように頑張る」。最終日に逃げ切り、2年ぶり7勝目をつかむ。(星野 浩司)

