
プロアマ戦で調整したポイントランク1位の桑木志帆(カメラ・今西 淳)
女子プロゴルフツアーの富士通レディースは15日から4日間、千葉・東急セブンハンドレッドC(6717ヤード、パー72)で行われる。14日はプロアマ戦が行われ、年間女王を争うメルセデス・ランクで、1位のツアー3勝・桑木志帆(大和ハウス工業)と、今季3勝で同2位・佐久間朱莉(大東建託)が取材に応じ、残り7戦のツアー終盤に向け、対照的な心境を語った。
今大会の賞金総額は1億5000万円、優勝賞金は2700万円に増額し、昨年までの3日間競技から4日間と1日増えた。年間女王争いのメルセデス・ポイントも3日間大会の1・5倍となる。
桑木は国内ツアー3勝(Sky RKBレディスクラシック、宮里藍 サントリーレディス、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン)、海外メジャー1勝(AIG全英女子オープン)の今季合計4勝をマークし、メルセデス・ポイントでは2位以下に900差、断トツでランク首位を独走。しかし、追われる立場にいるだけに「優勝するというより不安の方が少し大きい」と漏らした。
2週前の国内メジャー、日本女子オープンは2位と2打差の単独首位で出たものの、申ジエ(韓国)に17番で並ばれ、プレーオフ3ホール目で敗れた。試合後は「ずっと夢に出てくるくらい悔しくて、夜も考え込んじゃうこともある」と苦しい胸中を明かした桑木。前週のスタンレーレディスは13位と大崩れこそしなかったが「先週は久々にパッティングが気持ち悪く終わってしまって」とぽつり。今大会の東急セブンハンドレッドクラブ 西コースはドッグレッグや池、絶妙な傾斜が選手を苦しめる。名物の最終18番(パー4)はグリーン両脇の巨大バンカーがくせ者だ。昨年のこの大会は2位。初の年間女王を目指し国内4勝目へ注目が高い中、迎える4日間大会へ「初日は4アンダー出せたら。いいところに行けると思う。とりあえず予選を通れるように」と襟を正した。
昨季の年間女王、佐久間はポイント争いについて「正直(首位・桑木との)ポイント差は開いているので、いったんそれは置いておいて」とさらり。「自分のベストを尽くそうと思っていますし、もう1回勝ちたいのでそこに向けて頑張ってます」と語った。コースについては「18番がすごく難しいのでしっかりセッティングしてパーで上がりたい」と名物の難関ホールを意識。1日増えて4日間大会になったことで「3日間は初日からどれだけ行けるか、ですが、4日間は初日に出遅れても調整(や修正)にうまく使える時間があります。毎日(コースコンディションも)変わっていくので、戦略的にも楽しいです。なので4日間は好きです」とほほえんだ。
第1Rは佐久間は午前9時50分スタートの15組(同組に吉田鈴、仲村果乃)、桑木が16組(同組に永井花奈、菅楓華)の午前10時スタートとなっている。
◆メルセデスランキングとは JLPGAツアーの各競技及びUSLPGAメジャー競技での順位をポイントに換算し、年間を通じての総合的な活躍度を評価するランキング。獲得ポイント(PT)は3日間競技で順位の1倍の200PT、 4日間競技(公式戦以外)が1・5倍の300 PT、国内公式競技(メジャー)は400 PT、US・LPGAメジャー競技が800 PT。
◆メルセデスランキング(10月11日時点)
順位 氏名 ポイント 優勝回数 獲得賞金 試合数
1 桑木 志帆 2,976.18pts 3 ¥141,007,266 21
2 佐久間 朱莉 2,077.55pts 3 ¥141,854,411 26
3 永井 花奈 1,645.42pts 1 ¥94,053,285 28
4 荒木 優奈 1,640.37pts 0 ¥93,099,841 28
5 菅 楓華 1,609.26pts 1 ¥144,520,413 28
6 河本 結 1,540.25pts 2 ¥117,158,731 26
7 吉澤 柚月 1,284.41pts 1 ¥83,938,565 24
8 吉田 鈴 1,183.21pts 2 ¥75,006,540 29
9 阿部 未悠 1,180.61pts 1 ¥75,541,734 27
10 小林 光希 1,003.84pts 0 ¥79,117,098 30

