キャロウェイゴルフが、ミルド・コレクションSXパター(税別5万円)6種類を9月に新発売した。ツアー初優勝を果たした4月のフジサンケイクラシック後、調子を落としていた藤田光里(21)=レオパレス・グアム・リゾート=は、10月の日本女子オープンから同モデルの「♯4M」を実戦投入。悩みが解消し、好成績へとつなげている。
紅葉の深まりと比例するように、光里は本来の調子を取り戻してきた。佳境を迎えたシーズン後半戦のグリーン上でも、表情は穏やか。「今は微妙な距離が残っても安心感があります。このパターのおかげで耐えられている試合が何度もある。何回助けられたことか」とほほ笑む。
ミルド・コレクションSXパターはヘッド内部が空洞になっているのが特徴。打球音、打球感にこだわった「サウンド・チャンバー」機能を初搭載している。光里も「高い音が出て、いい音がした時はしっかりと転がる。そこが、今までのパターと違いますね」と実感を口にする。自分の距離感を音でも覚えることで、再現性をより高めることができる。
もともとは「私はヘッドの長さが短い方が、操作性が良い」という基準でパターを選んでいた。だが9月、担当者から「♯4M」を手渡されると「見た目が良い!」と小ぶりのヘッドに一目ぼれ。いざ新パターを使ってみると、ショートパットの悩みが解消した。
実戦投入した10月の日本女子オープンはカットラインギリギリの成績だったとはいえ、国内最高峰のメジャー4度目の出場で初の予選突破。翌週からは4戦連続ベスト20入りと上昇気流に乗っている。「ヘッドが安定していて1、2メートルのパットがブレない。ショートパットにお悩みの方はぜひ試してみてください」と“相棒”を手に笑顔。アマチュアにも使用を勧めた。
◆「サウンド・チャンバー」初搭載
キャロウェイゴルフから、打球音、打球感にこだわったオデッセイ最新パターの日本モデル「ミルド・コレクションSXパター」が発売中。
フェースインサートとヘッド内部のポケットを組み合わせた新開発の「サウンド・チャンバー構造」により、高めの打球音、ソリッドなフィーリングを実現した。さらに、低・深重心化によりインサートパターならではの転がりの良さも獲得。従来モデルにはない感触、振動、“振り幅”のある音が楽しめるプレミアムモデルだ。価格5万円(税別)。TEL0120・300・147。