【全米プロ】勇太、活躍予感 五輪モデルコースで本番級強風


 ◆男子プロゴルフツアー・メジャー最終戦 全米プロゴルフ選手権第1日(28日、米バルタスロールGC=7428ヤード、パー70)

 【スプリングフィールド(米ニュージャージー州)28日=高橋宏磁】海外メジャーで2戦連続予選落ちしている松山英樹(24)=LEXUS=が好スタートを切った。3バーディー、2ボギーの1アンダー69で首位と4打差21位。4大メジャーでは昨年の全英オープン以来の60台で回り、初日では自己最少スコアに並ぶ69だった。リオ五輪日本代表の池田勇太(30)=日清食品=はイーブンパー70で36位。谷原秀人(37)=国際スポーツ振興協会=は1オーバーで55位発進。

 リオでの活躍を予感させる上がり2ホールだった。強風が吹き荒れた17番パー5。池田は残り約100ヤードの第3打を50センチに寄せてバーディーを奪うと、18番パー5では深いラフから残り8ヤードの第3打を70センチに寄せてバーディー。「終わり良ければ全て良し」。36位発進に充実感を漂わせた。

 14番を終えた時点から強風が吹いた。8月11日に開幕するリオ五輪の開催コースは、英国のセントアンドリュースをモデルにしたリンクスコース。大会中は強風が予想されている。五輪本番を見据えても、上々のスタートだ。

 今大会は母・ゆみさんも帯同。日本から調理器具なども持ち込んで、母自慢の手料理でパワーを回復。連日、最高気温35度とうだるような暑さが続く中でも、ナイスショットを連発した。「ショットはいい。明日はアンダーパーで回りたい」。うまそうに炭酸飲料を飲み干した。

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