ホストプロ片山、深堀と熱戦も初戦敗退


1回戦で片山を下し握手する深堀(左)

1回戦で片山を下し握手する深堀(左)

 ◆男子プロゴルフ ネスレ招待 日本プロゴルフマッチプレー選手権レクサス杯第1日(29日、北海道・恵庭CC)

 リオ五輪代表で今大会のホストを務める片山晋呉(43)=イーグルポイントGC=が、1回戦で深堀圭一郎(47)=フォーラムエンジニアリング=に3&2で敗退。五輪前最後の実戦が不完全燃焼に終わった。谷口徹(48)=フリー=、藤田寛之(47)=葛城GC=らが16強に進出。30日は2回戦と3回戦が行われる。

 昨年大会で準優勝した好相性のコースでまさかの初戦敗退。片山は「ショットが悪かった。思うようにいかない」と首をひねった。1、2番で深堀に連続バーディーを奪われると、前半で5ダウンとなり勝負あり。開幕前日の28日に「見つけた」と話していた感覚を一夜で失い「またトンネルに入っちゃった…」と弱気なコメントに終始した。

 ただ、本心は少し違う。深堀には「生涯で最後の機会になると思います。自分のキャリアで足りなかったものが埋まるから、すごく楽しみ」と五輪への強い気持ちを明かしていた。30日は1回戦敗退者による別コースでのプロアマ大会に出場し、31日の最終日にはプレゼンターとして再び来場予定。「期待されているのは分かっているから、必死こいて(復調のきっかけを)探そうと思って」。8月11日の五輪本番まで試行錯誤を続けていく。

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