ボミ、池ポチャ池ポチャ…悪夢18番で自己ワースト「9」


 ◆女子プロゴルフツアー 大東建託・いい部屋ネットレディス第2日(30日、山梨・鳴沢GC、6587ヤード=パー72)

 4週ぶりの日本ツアー出場となった昨季賞金女王の韓国のイ・ボミ(27)=延田グループ=が、最終18番パー5で2打連続で池に落とし、自己ワーストの「9」の大叩き。優勝争いから、通算1アンダーの24位まで一気に後退した。岡山絵里(20)=フリー=と青木瀬令奈(23)=三和シヤッター工業=が7アンダーで首位。ささきしょうこ(20)=フリー=ら3人が6アンダー3位につけた。

 首位と1打差で迎えた最終ホールで、イ・ボミが信じられないミスを連発した。残り136ヤードから9アイアンでピンを狙って放った第3打は、「ラフが深くて(球が)沈んでいた。いけると思ったらショートした」とグリーン手前の池にポチャリ。4ヤード下がってフェアウェーから8アイアンで打ち直した第5打も、再び池の中に消えた。

 7オン2パットの「9」は「初めてではないと思うけど…」とイ・ボミ。実は12年6月の日医工女子オープン最終日1番パー5での「8」を上回る自己ワースト記録だった。これまでトリプルボギーは3度(12年6月、13年11月、15年5月)あるが、1ホールでの「+4」も初めてだ。

 昨年大会では、首位と7打差の1アンダー22位で迎えた最終日に65の猛チャージで一時は首位に立つなど1打差の2位だった。「最後はショックだったけど、あしたも昨年と同じように頑張りたい」。出場11試合連続トップ5のツアー記録更新中で、賞金ランキングトップを走る女王にとって首位と6打差は、まだ“優勝圏内”だ。(勝田 成紀)

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