五輪代表・大山、首完治も心配のタネは「ウェアと父親」


 女子プロゴルフツアーのmeijiカップは5日から3日間、札幌国際CC島松C(パー72、6520ヤード)で行われる。リオ五輪代表の大山志保(39)=大和ハウス工業=は4日、“五輪前哨戦”を前に、6月下旬から悩まされてきた首痛の完治を宣言する一方で、五輪へ2つの不安も口にした。

 先週の大会後、マッサージ治療などを受けて首痛は急激にやわらいだ。「痛みもなくもう大丈夫です。やっと気持ちよく眠れるようにもなりました」。この日のプロアマ戦では明るい表情で最終調整した。

 先月に五輪で着る日本代表のゴルフウェアが届いた。事前に採寸も済ませており、試着はせずに放置。それが最近の試着で、自身の契約メーカーとは異なり「肩の位置とズボン(のサイズ)が合っていなくて。私が悪いんですけど、(修正が)間に合うのかが一番心配」と苦笑いした。

 もう一つは応援団の安全面だ。リオには父・晃さん(76)ら家族が観戦に訪れる予定。「治安の悪さがすごいニュースになっている。ウチの父はすぐチョロチョロしてるから心配で。(位置情報を計測する)GPSをつけておかないと」

 07年に優勝した今大会が五輪前最後の実戦だ。「ベスト10には入りたい。ティーショットの正確性、パット、100ヤード以内の距離感を修正したい」。ゴルフ面での不安をなくして五輪に臨む。(榎本 友一)

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