谷口、パーマー氏の思い出語る「スイングにも風格があった」


 男子プロゴルフツアーのトップ杯東海クラシックは29日から4日間、愛知・三好CC西C(7315ヤード、パー72)で行われる。25日に死去が発表されたメジャー7勝、米ツアー通算62勝のアーノルド・パーマー氏(享年87)と02年マスターズ第2日に同組だった谷口徹(48)=フリー=は「ゴルフ界をここまで築き上げた方。残念だね」と悼んだ。

 マスターズ4勝の同氏は02年を最後に同大会の“引退”を表明(実際は03、04年も出場)。初出場だった谷口は「毎ホール、スタンディングオベーションで貴重な経験だった。スイングにも風格があってね」と目を細めた。この時もらったサイン入り手袋は今も自宅に保管している。

 今週は同氏をしのんで、選手たちが任意で喪章をつけてプレー。雷雨中止により、プロアマ戦14ホールで最終調整した通算19勝の48歳は、12年10月以来勝利がない。「今の自分は底。底から脱するために頑張っていく」と復活を目指す。(浜田 洋平)

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