3位急浮上・松森彩夏、100点満点のラウンド支えた勇太も使用のパター…富士通レディース


 ◆女子プロゴルフツアー 富士通レディース第2日(15日、千葉・東急セブンハンドレッドC西C、6635ヤード=パー72)

 30位から出た松森彩夏(22)=スターツ=が8バーディー、ボギーなしのベストスコア64で回り、首位と1打差の通算8アンダー3位に急浮上した。首位で出た堀琴音(20)=東芝=と笠りつ子(28)=京セラ=はともに68で回り、9アンダー首位で並んだまま最終日を迎える。松森か堀が優勝すれば、ともにツアー初勝利。笠が勝てば今季3勝目、通算6勝目となる。

 松森が64の猛チャージで、堀と笠の一騎打ちに割って入った。出だしの1、2番で連続バーディーを奪うと、12番で8メートルを沈めるなど8バーディーを量産し、自己ベストも2打更新。「100点満点のラウンドだった」と笑みをこぼした。

 満点の理由は「やっぱりパター」。前週のツアーワールド・カップで優勝した池田勇太(30)も使用していた6角形ヘッドの新型パター「オデッセイ・ミルドコレクションTX・DYPE」を2週前から使用。「フィーリングがいい」と、パット数もこの日最少の24でまとめた。

 7月に出場した全米女子オープンでは、世界ランク1位のリディア・コ(ニュージーランド)のプレーを観察し「気持ちのメリハリが大事だと学んだ」という。「これまでは予選通過とか最低ラインを考えて、爆発力に欠けていた」が、3週前からは「毎日5バーディー」を目標に掲げる。最終日も爆発力でバーディーを積み重ね、悲願の初優勝に挑む。(勝田 成紀)

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