松山、国内次戦「VISA太平洋」東北福祉大恩師・阿部監督が語る


 ◆男子プロゴルフツアー 国内メジャー第3戦 日本オープン最終日(16日、埼玉・狭山GC、7208ヤード=パー70)

 男子プロゴルフツアーのメジャー、日本オープンを制した松山英樹(24)=LEXUS=が国内での次戦として、11月10日開幕の三井住友VISA太平洋マスターズ(太平洋C御殿場C)への出場を検討していることが16日、分かった。この日、日本オープン会場を訪れた恩師で東北福祉大ゴルフ部の阿部靖彦監督(54)が言及した。

 松山は17日に米ツアーのCIMBクラシック出場のため、マレーシアへ移動。翌週は世界選手権シリーズのHSBCチャンピオンズに出場する。阿部監督は、松山の国内次戦について「三井住友VISA太平洋マスターズに出ると思います」と明かした。アマチュア時代の11年にツアー初優勝を果たした大会でV候補筆頭格になりそうだ。

 松山はかねて、石川遼とのタッグで出場する国地域別対抗戦W杯(24~27日、豪州・メルボルン)で「優勝を目指す」ことを公言。阿部監督は「ベストの状態でW杯に出るために、ダンロップさんにはご理解をいただきました」と話し、総合契約を結ぶダンロップスポーツ社の大会で、3年連続出場していた11月17日開幕のダンロップフェニックス(フェニックスCC)は欠場する予定。

 日本オープンでのツアー登録外選手の優勝は、1999年の日本ゴルフツアー機構(JGTO)発足後初。松山は出場義務試合数年間5試合を消化できないため、日本ツアーメンバーへの登録は15、16年と見送ってきた。JGTO側は、松山ら複数年シードを持つ選手を対象に出場義務を解除する方針を固めているが、阿部監督は「(来年2月に)正式に決まった段階で考えます」と話した。

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