“初優勝に最も近い男”今平、2位発進…今季7試合で初日トップ10入り


 ◆男子プロゴルフツアー 平和PGM選手権第1日 (3日、千葉・総武CC総武C、7214ヤード=パー70)

 ともにツアー未勝利の今平周吾(24)=レオパレスリゾートグアム=と冨山聡(38)=大和証券=が66で回り、首位と2打差で日本勢最高位の4アンダー2位と好発進した。豪州のW・J・リー(31)=フリー=が64をマークし、6アンダーで単独首位に立った。賞金ランク1位の池田勇太(30)=日清食品=は3アンダーで6位。約730万円差で池田を追う昨年大会覇者の谷原秀人(37)=国際スポーツ振興協会=は2アンダー10位につけた。

 今平が3週連続、今季7度目の初日1ケタ順位スタートを切った。5月のミズノオープンで2位に入るなど、今季7試合でトップ10入り。賞金ランクでも今季未勝利選手の中で最高の8位につける“初優勝に最も近い男”は「3日目にチャンスがある位置につけて優勝争いがしたい」と話した。

 今週から、ドライバーをタイトリスト社の915D2から新モデルの917D2に変更。「いい感じで打てていなかったので気分転換で新しくした。前より飛距離が15~20ヤードぐらい伸びて(2打目以降が)すごく楽になった」。平均飛距離は前週まで281ヤードで44位だったが、この日は290ヤードで8位に入った。「(旧モデルの)913から915に替えた時も15ヤード伸びた。この3年で30ヤードぐらい伸びた」と体感している。

 1番で6メートル、10番で7メートルを沈めるなどパットも好調で「大きいピンチはほとんどなかった」と振り返った。最終戦の日本シリーズJTカップ(報知新聞社主催)は、賞金ランク上位20人(カシオワールドオープン終了時)としての出場は確実だが、「優勝者として出たい。(今週は)チャンスはあると思う」と初優勝への手応えを語った。(勝田 成紀)

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