谷原、賞金ランク1位で迎えた誕生日に表情が曇りがちな理由とは?


練習場で打ち込む谷原

練習場で打ち込む谷原

 男子プロゴルフツアーのダンロップフェニックスは17日から4日間、宮崎・フェニックスCC(7027ヤード、パー71)で行われる。16日に38歳の誕生日を迎えた谷原秀人(国際スポーツ振興協会)は16日、プロアマ戦に出場。今季限りで現役を引退するプロ野球の広島・黒田博樹投手ばりの「闘魂」で大会初制覇を目指すと誓った。

 賞金ランク1位で迎えたバースデーにも表情は曇りがちだった。「複雑。年はとりたくないよ。お祝いもしてほしくない。40ぐらいで引退かな」と冗談っぽく笑った。

 “引退宣言”の裏には勝負師としての覚悟がある。「勝てなくなったらシードがあってもやめるかも。優勝を目指してやるから続いている」。数年前から首痛などに悩まされながら、頂点だけを目指して戦ってきた。“勝てなければ引退”という考え方は、黒田にも通じるものがある。

 賞金王争いも残り3試合。約865万円差で2位の池田勇太は無言だったが、谷原は「そのぐらいの差でやってた方が面白いんじゃないですか」と、余裕たっぷりだ。(高橋 宏磁)

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