遼、8バーディーで82人抜き!「今年のラウンドの中で一番良かった」


 ◆米男子プロゴルフツアー ファーマーズ・イン・シュアランス・オープン第2日(27日、米カリフォルニア州トーリーパインズGCの2コース、賞金総額117万ドル)

 117位で出た石川遼(25)=カシオ=が8バーディー、4ボギーの68で回り、通算2アンダーで首位と6打差の35位に浮上した。出場155人中最多の8バーディー。順位では自身2番目に多い“82人抜き”で初日の出遅れを取り戻した。松山英樹(24)=LEXUS=は70で回り、3アンダーで47位から21位に浮上。ジャスティン・ローズ(36)=英国=が8アンダーで単独首位を守った。

 石川が勢いに乗ってきた。出だしの10番でバンカーから1メートル半につけ、11番は5メートルを沈めて連続バーディー。後半は4番で154ヤードの第2打を8アイアンで1メートル半につけて伸ばした。4ボギーをたたいたものの、出場155人中最多の8バーディーで117位から35位に急浮上。「今年のラウンドの中で一番良かった」。65をマークして102位から10位に上げた15年2月のホンダクラシック第2日に次ぐ、自身2番目のジャンプアップだ。

 来季のシード権獲得には8月のレギュラーシーズン最終戦まで賞金65万ドル(約7000万円)強の上積みが必要だが、今季は4試合を終えて獲得賞金は18万587ドル。今夏までに出場可能な米ツアーは今週を含めて16試合しかないが「常に優勝を目指してやりたい」と悲願の初Vでのシード確保を夢見ている。

 決勝ラウンドは比較的スコアが出にくく、初日に74をたたいた南コース。それでも今大会は12年に13位、14年に7位と相性はいい。「油断は禁物。今のショットでどれくらいできるか挑戦したい」と上位を目指す。

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