◆女子プロゴルフツアー アクサレディス最終日(26日、宮崎・UMKCC)
4打差の7位から出た若林舞衣子(28)=ヨネックス=が1イーグル、5バーディー、1ボギーの66で回り、通算9アンダーでツアー3勝目。2番パー3で、記録の残る90年以降では、優勝者として史上6人目となる最終日ホールインワンを達成。森田遥(20)=フリー=が8アンダーの2位。首位から出た川岸史果(22)=加賀電子=と柏原明日架(21)=富士通=は7アンダー3位。
パッティンググリーンでプレーオフに備えていた若林に勝利の女神がほほ笑んだ。「信じられない。まだ実感が湧かない」。後続が伸ばせず、12年4月の西陣レディスクラシック以来となる3勝目を手にした。
2番パー3。6ユーティリティーでの第1打はグリーン右に落ち、傾斜を約10メートル転がりカップイン。前週、同じく岡本綾子(65)を師匠とする姉弟子の表純子(43)がホールインワンを達成し「純子さんに続きました!」とチーム岡本2週連続エースを喜んだ。
大会前には表夫妻から、夫の佳和さん(34)と一緒に鹿児島・指宿温泉で結婚1周年をケーキで祝ってもらった。先輩にはホールインワンの副賞、宮崎牛で「チームのみんなでバーベキューしたい」と恩返しする予定だ。
オフには旦那とソフトボールのキャッチボールでリラックスするなど、独身時代より気持ちの切り替えが上手になり、ミセス初V。「30歳まではガムシャラにゴルフを頑張りたい。子供は好きなので欲しい」とまずは今季自身初の複数回Vを目指す。(岩原 正幸)