15歳“タイのタイガー”立松里奈、日本ツアー初出場


練習場で調整する立松里奈

 女子プロゴルフツアーのリゾートトラストレディスは26日から3日間、奈良・オークモントGC(6538ヤード、パー72)で行われる。“タイのタイガー”ことアマチュアの立松里奈(15)は25日、練習場で最終調整。期待の逸材が主催者推薦で日本ツアーに初出場する。

 タイ人の父と日本人の母を持ち、3歳から父の母国に住む高校1年生。小学生時代から欧米の大会で活躍し、タイガー・ウッズもタイ人の母を持つことから「THAILAND TIGER」と呼ばれて海外メディアの注目を浴びた。偉大な選手の名に「自信になります」と胸を張り、両親の母国語に加えて英語と中国語も話せる。タイのプロツアーを主戦にしており「日本も推薦をいただけたら積極的に出たい」。15歳289日で優勝すれば14年、勝みなみの最年少記録を4日更新。「20歳までに日本で賞金女王になって米国に行きたい」と目標は大きい。(浜田 洋平)

 ◆立松 里奈(たてまつ・りな)2001年8月12日、愛知・名古屋市生まれ。15歳。3歳から父・パイシンさんの母国・タイに移り住み、6歳でゴルフを始める。12年USキッズ欧州選手権、15年関西アマ選手権、16年世界ジュニア選手権(13~14歳の部)で優勝。高校はアメリカン・スクール・オブ・バンコク。ドライバー平均飛距離は240ヤード。165センチ、50キロ。家族は両親と兄、妹。

最新のカテゴリー記事