◆男子プロゴルフツアー 報知新聞社特別協力 ミズノオープン第1日(25日、岡山・JFE瀬戸内海GC=7404ヤード、パー72)
上位4人が全英オープン(7月20~23日・英国ロイヤルバークデールGC)出場権を獲得する大会で、通算10勝の宮本勝昌(44)=ハートンホテル=が5バーディー、ボギーなしの5アンダー67をマーク。ゴルフ界屈指の競馬好きが、ダービーウィークに1打差4位で2度目の全英切符へ好発進した。岩田寛(36)=フリー=ら3人が6アンダーで首位。
ダービーウィークに競馬好きの血が騒いだ。前週は腰痛で途中棄権した宮本が勢いよく飛び出した。昨年11月以来のボギーなしで今季自己最高位発進。馬券は買わないが20年来の“予想屋”は「ダービーはアドミラブルが本命でしょ! 全米オープン予選会をトップ通過した小平智が着ているウェアがアドミラルですからね」と報道陣を笑わせた。
午前中は風もなく、前日の雨でグリーンが止まる好条件。“重馬場”をショットで攻略した。1番で3メートルにつけてバーディー発進すると、2番パー5は2オンして楽々のバーディー。6番は30センチにつけて伸ばした。今大会は同じコースで開催された11年以降、32位が最高と相性は良くない。「今日は100点ですね」とうなずいた。
計5つの日本タイトルを持つ44歳も、海外メジャー出場は10年の全英オープンだけ。「はるか彼方だった全英が急に見えてきましたね。もちろん行きたい」。枠順確定後、アドミラブルが8枠大外と知らされると「内よりはいいね」とニヤリ。対抗馬については「小平の嫁さん(古閑美保)を考えるとレイデオロかな。美浦(みほ)の馬ですから」と“舌好調”だ。最終日の28日、予想的中と全英切符獲得で最高の日曜日を過ごす。(榎本 友一)