松山英樹、宮里藍にメンタルコーチ熱望「心の病。重症です」


 米男子プロゴルフツアーのメモリアル・トーナメント(1~4日、米オハイオ州ミュアフィールドビレッジCC)に出場する世界ランク4位の松山英樹(25)=LEXUS=が31日、女子で今季限りの現役引退を発表した宮里藍(31)=サントリー=に「メンタルコーチをお願いしたい」と希望した。年間5勝の2010年、男女通じて日本人で初めて同1位に輝いた先輩に敬意を表し、自身も頂点を目指す決意を明かした。

「一番最初に」 松山が藍に自身のメンタルコーチ就任を熱望した。5月29日に行われた引退会見の記事を見てひらめいた。3年前に米ツアー初Vを飾った大会の前日、冗談交じりに「お父さんが言ってたメンタルコーチを、一番最初にお願いしようかな」と明かした。

 父・優氏が「藍はスランプを通じて、たくさんのコーチを受けながら勉強した。メンタルトレーナーとして選手を助けることもできる」とまな娘の“第二の人生”に期待。松山は「参考になるところはたくさんある。自分に足りないのはそういうところ」と元世界1位を支えた極意を吸収するのが狙いだ。

 この日はテーピングした左ひじの状態を「心の病。心までむしばまれて…重症です」と弱気発言。3週ぶり実戦で調子に関しても「会場に来ると悪くなる。“練習場プロ”ですよ」と自虐的に話した。スケールの大きなゴルフをする一方、かつては納得いかないショット後にクラブをたたきつけるなどメンタル面の課題も指摘された。「自分と向き合う」を繰り返し、常にポジティブ発言の藍の助言が、世界一へのキーポイントになりそうだ。

 藍とは仙台でゴルフを磨いた共通点があり、東北福祉大2年の11年ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンのプロアマ戦で初対面。緊張して話せなかったが、その時もらったサインは自宅に飾ってある。「米ツアーで不調を乗り越えた精神力はすごい。(女子ランクで)世界一にまでなった人」と最大級の敬意を表した。

 ゆったりとした独特のスイングを参考にした経験もあり「人としても、見習って。少しでも、その心を忘れずに頑張りたい」と続けた。引退理由となったモチベーション(意欲)の低下には「あそこ(トップ)まで行った人なので、それ以上に戻す力が必要なんだな。そこまで行きたい」と改めて決意。米4勝のこの男もまた藍の背中を追う。

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