桃子と最後こみ上げた…藍に聞く


 ◆女子プロゴルフツアー サントリーレディス第2日(9日、兵庫・六甲国際CC=6538ヤード、パー72)

 今季限りでの現役引退を表明後、初の試合となった宮里藍(31)=サントリー=が、崖っ縁から予選を突破した。16番のボギーで一時は61位に後退。予選通過(60位以内)の圏外となったものの、17番のバーディーで通算イーブンパーの50位に浮上した。大会では11年以来6年ぶりに予選を突破。ホステスプロとしての役割を果たし、詰めかけたファンを安心させた。単独首位から出た辻梨恵(23)=大和証券=が通算10アンダーで首位を守った。

 ◆藍に聞く

 ―ラウンドを終えて。

 「いやー、今日は気力も体力も使い果たしました。後半はピンチの連続でした」

 ―ショットが乱れた。

 「スイングのテンポに迷いがあった。タイミングが合わなくて、何とか拾って…という感じ」

 ―前半は4、5、8番でバンカーに入れた。

 「砂地獄でしたね。でも、次に向けてバンカーの練習になるから、ちょうどいいと思っていた。いい意味で適度な緩さを持ってやれた」

 ―要所でパットを沈めた。

 「迷いなくやれた。やるべきことができた」

 ―スイングが悪かった。

 「フィジカル的にコンディションが良くなかった。昨日の方が体調が良かった」

 ―ラウンド中、同組の高橋彩華に声をかけていた。

 「前半を終え、ゴルフが大変です!と言っていたので、後半頑張ろう!と」

 ―ラウンド後は涙を?

 「桃子と回るのはこれが最後かな…と思うと、こみ上げてくるものがありました。何とか我慢しました」

最新のカテゴリー記事