みなみ、車パンクではじけた37位で予選突破


1番ティーショットを放つ勝みなみ。通算2アンダー37位で予選通過した

1番ティーショットを放つ勝みなみ。通算2アンダー37位で予選通過した

 ◆女子プロゴルフツアー サントリーレディス第2日(9日、兵庫・六甲国際CC=6538ヤード、パー72)

 98位で出た勝みなみ(18)=フリー=が6バーディー、1ボギーの67をマーク。通算2アンダーの37位で予選を突破した。今大会の練習日に、憧れの宮里藍(31)=サントリー=に帽子にサインをもらうなど、刺激を受けて発奮した。

 まさかのトラブルがショットの好転を招いた。勝はこの日朝、宿舎からコースに向かう車のタイヤがパンク。スタートの2時間半前だったが「間に合わないかも…」と同じ宿舎のユン・チェヨン(韓国)の車に乗せてもらい、スタート1時間前に到着。落ち着かないままのラウンドも、ショットが好調で6バーディーを量産した。「タイヤがパンクして悪いのが全部出ましたね。ユンさんのおかげです」と笑った。

 国内最終戦の可能性もある藍は憧れの存在だ。「活躍を見たのがゴルフを始めるきっかけ。歩き方もまねしてました」。14年5月のワールドレディスサロンパスカップの予選ラウンド(R)で同組で回った。それから3年後の今大会の練習日に「一緒に頑張ろうね」と、藍から笑顔で声を掛けられた。「私のことを覚えていて下さって。誰に対しても優しいところに憧れます。もうお会いできないかも…」とお願いし、帽子にサインをもらった。「一生大事にします」。第3Rの成績次第では2度目の同組対決の可能性もあり「頑張ります」と意気込んだ。(榎本 友一)

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