遼、19位も4連続バーディーに手応え「ショットでスコア作れた」


◆米男子プロゴルフツアー フライズコム・オープン最終日(12日、カリフォルニア州シルベラードリゾート=パー72)

 【ナパ(米カリフォルニア州)12日=高木恵】松山英樹 (22)=LEXUS=が開幕戦で2年連続3位に入った。6打差7位から3バーディー、1ボギーの70で通算12アンダー。心技体がそろった怪物が2年目 のシーズンへ好スタートを切った。17位で出た石川遼(23)=カシオ=は4連続を含む5バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの71で8アンダー19 位。11年日本ツアー賞金王の裴相文(韓国)が15アンダーで優勝した。

 トップ10も狙える勢いで、石川が前半からスコ アを伸ばした。3番で161ヤードを7アイアンで2メートルにつけると、そこから4連続バーディー。「アイアンの距離感が良くなってきている。ショットで スコアを作ることができたし、初戦としてはいい1週間だった」。4日間で18個のバーディー以上を奪い、19位で3年目の開幕戦を終えた。

 10アンダーで迎えた11番パー3のダブルボ ギーが流れを絶ったが、後悔はない。グリーン左奥に切られたピンを6アイアンで攻めた。風がアゲンストがフォローに変わる不運もあり、ピン上3メートルに 跳ねた球はグリーンを大きくオーバー。「それまでアイアンがよかったので、自信があった。風の読み間違えはあったけど、右サイドを意識したいいスイングが できた」。結果よりもスイング作りを最重要課題として取り組む今、確かな手応えをつかみつつある。