【全米オープン】宮里優作、今年も“腰振りダンス”!?


12番で第1打を放つ宮里優作(手前中央)左から2人目は今平周吾

12番で第1打を放つ宮里優作(手前中央)左から2人目は今平周吾

 国内賞金ランク首位の宮里優作(36)=フリー=は、初出場の昨年大会で日本人トップの23位にも満足感はない。「去年はパットが入ったけど、ショットで悔しい思いをして帰ってきた」。昨年は2日目と最終日にイーグルを奪い、ミゲルアンヘル・ヒメネスをまねた腰振りダンスが話題になった。この日は18ホールの練習ラウンド。惜しくもイーグルを逃したホールがあり「危うく入りそうで、誰も見てないのに踊るところだった」と苦笑いした。

 今季限りで引退する妹の藍は前週のサントリーレディスで26位。優作は3日目(10日)に長女・莱杏(らん)ちゃん(8)のコースデビューに付き添い、最終日(11日)は午前中に日本を出発したため「(藍の試合は)忙しくて見られなかった」。藍は背中痛を抱える中でもファンに感動を与え「(故障を抱えても)できるんじゃないですか?」と有終の美を期待した。「ここ(海外メジャー)は自分の技量が分かるところ。芯をぶらさずにやりたい」。初の海外メジャーVを狙う藍のように、世界に宮里の名を刻む。

 ◆ミゲルアンヘル・ヒメネスのダンス チップインなどのスーパーショットの後に、剣に見立てたクラブを腰のさやに収め、腰を振りながら後ずさりするパフォーマンス。欧州ツアー通算21勝、メジャーでは00年全米オープンで2位に入っているベテラン。優作は昨年大会の2日目と最終日にイーグルを決めて披露。2人はともに葉巻愛好家としても知られている。

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