2017トヨタジュニア ゴルフワールドカップ第1日 愛知・中京GC石野C(13日、男子6843ヤード・パー71、女子6130ヤード・パー72)報知新聞社後援
第25回ジュニアゴルフ国別対抗世界選手権の第1ラウンドが行われた。15か国で争う男子は、日本が2年ぶりVを目指す団体で首位と4打差の2位と好スタート。ムードメーカーの米沢蓮(17)=岩手・盛岡中央高3年=が70をマークした。9か国で争う女子は5打差4位と出遅れ。男子は各チーム4人、女子は3人によるストロークプレーで、男子は各日上位3人、女子は2人の合計スコアで競う。
“おもしろ系ゴルファー”の米沢が団体戦2位発進に貢献した。出だしの10番から2連続ボギーも立て直し、後半1番では20メートルのパットを沈めるなど5バーディー、4ボギーの70。植木とともに全体6位で回り「60台を出したかったけどアンダーパーは良かった」と納得の表情を浮かべた。
チームメートが「あいつは変わってる」と評するムードメーカー。移動中のバスでは外国人選手が音楽を流すとリズムに合わせて陽気に踊り始めるなど、周囲を和ませる存在だ。以前はぽっちゃり型だったが「モテたい」との理由で7キロ減量すると「体が疲れにくくなった」とゴルフにも好影響をもたらした。
この日はペルー、フランス選手と同組で「言葉はあまり分からないけど、積極的に会話できた。友達を増やせたらいい」とラウンド中も交流を楽しんだ。「優勝を狙える位置」と手応えを感じ、2日目以降も明るくプレーする。(岩原 正幸)
◆第1日成績
▽男子 〈1〉米国207〈2〉タイ、日本(植木70、米沢70、関藤71、三田76)211
▽女子 〈1〉米国144〈2〉オーストラリア、イタリア145〈4〉日本(西村72、古江77、佐渡山80)149