◆報知新聞社後援 第25回ジュニアゴルフ国別対抗世界選手権 2017 トヨタジュニアゴルフワールドカップ(14日、愛知・中京GC石野C=男子パー71、女子パー72)
団体戦2年ぶりVを目指す日本女子は初日4位から首位・米国と1打差の2位に浮上した。150センチの小さな美少女、西村優菜(ゆな、16)=大阪・大商大高2年=が70で回り、個人戦でも142でトップに立つ活躍。男子では、植木祥多(17)=埼玉・埼玉栄高3年=が2日連続アンダーパーの69をマーク。団体戦で2位から3位に後退したが、首位・米国との差を4打から2打に縮めた。
なにわの美人女子高生・西村が4バーディー、2ボギーの70で、団体戦で2位に押し上げ、個人戦でも首位に立った。前半18番で3メートルを沈めるバーディーなど小技が好調。最終9番で池ポチャ、バンカーと苦しんだが、グリーン上で粘りナイスボギーで上がった。「2アンダー出てる実感はない」と言いながら「いい位置だと思う」とキュートな笑顔を振りまいた。
笑いの本場・大阪で生まれ育ち、人気コンビの中川家と銀シャリが特にお気に入り。「時間があったら吉本(興業)のテレビを見る」とはまっているが、ゴルフに関しては「今が本当に楽しい。技術向上のために、知識を増やして考えながらやるのが好き」と研究熱心な面を持つ。
150センチと小柄でショートアイアンを武器とする。「(背が)小さくてもできるって、(155センチの)宮里藍さんがいたから思えた」。昨年の日本女子オープンで6位と健闘し、自信を深めた。13日夜は日本チームで名物のひつまぶしを食べ、パワーをチャージ。「今日は焼き肉なので明日は3アンダー出そうかな」と16歳はさらなる活躍を誓った。(岩原 正幸)
◆第2日成績
▽男子団体戦 〈1〉米国419〈2〉タイ〈3〉日本421(211、210)
▽男子個人戦 〈1〉チャパン(米国)135〈2〉ヒラー(ニュージーランド)、シェイパー(南アフリカ)137〈5〉植木139(70、69)〈10〉米沢141(70、71)〈15〉関藤142(71、71)〈34〉三田146(76、70)
▽女子団体戦 〈1〉米国287〈2〉日本288(149、139)〈3〉オーストラリア289
▽女子個人戦 〈1〉西村142(72、70)〈2〉モレスコ(イタリア)、ミグリアチオ(米国)143〈9〉佐渡山149(80、69)〈13〉古江150(77、73)
※男子は各チーム4人、女子は3人によるストロークプレー。団体戦の成績は男子が各日上位3人、女子は2人の合計。