◆米女子プロゴルフツアー アーカンソー選手権第2日(24日・米アーカンソー州ピナクルCC)
今季限りで現役を退く宮里藍(32)=サントリー=は4バーディー、2ボギーの69と伸ばし、通算1アンダーで88位から63位に順位を上げ、辛くも決勝ラウンド(R)に進んだ。上原彩子(33)=モスバーガー=は連日の69で回り、70の野村敏京(24)=フリー=とともに4アンダー30位。74の畑岡奈紗(18)=森ビル=は1オーバー、70の横峯さくら(31)=エプソン=は4オーバーで予選落ち。61をマークした柳簫然(韓国)が16アンダーで単独首位へ浮上した。
藍がギリギリで滑り込んだ。約2か月ぶりに戻った米ツアーでの予選突破に「昨日に比べて内容がすごく良かった」と安どの笑み。初日は得意のパットが振るわず88位と出遅れ、第2Rも出だしの10番で3パットのボギー。だが、12番で下り2メートルのパーパットを沈め「あれは大きかった」と確かな手応えをつかんだ。15番は3メートル、16番では10メートルをねじ込んで連続バーディー。後半もスコアを1つ伸ばすなど、パット数を初日の34から26に減らした。
次週にメジャー第2戦の全米女子プロ選手権を控える。今季限りで現役を退くが、最後までメジャー初制覇の夢に挑戦する。今大会で弾みをつけたいところ。最終日に向け「ショットがいいのでガツガツせずに、しっかりとグリーン上で戦えるように頑張りたい」と気持ちを高ぶらせた。