女子プロゴルフの新人で賞金ランク8位の川岸史果(22)=加賀電子=が6日、海外メジャー初出場となる全米女子オープン(13~16日、米ニュージャージー州トランプナショナルGC)で、男子ツアー通算6勝の父・良兼(50)を初めてキャディーに起用し“父子タッグ”で挑むことを明かした。
「全米は父に担いでもらう。ケンカしないように頑張ります」と笑顔で語った。国内ではプロゴルファーの母・麻子(50)がバッグを担ぐことが多いが、今回は英語が堪能で海外に詳しい人物を探した。見つからずに困っていると、良兼が「俺、うまい選手を近くで見たいわ」と名乗りを上げたという。
史果は「(パットの)ラインは私が読むけど、風やラフのこと、ボールに泥がついたら頼りたい」と過去海外メジャーに4度出場し、米国転戦の経験を持つ父の援護に感謝した。前半戦は父譲りの飛距離を武器に、国内で4位以上に4度入っており初Vも近い。
この日は、7日開幕のニッポンハムレディス(アンビックス函館C上磯GC)へ向け、北海道・北斗市のコースで調整。「(全米と同じ)洋芝なので調子を上げて上位に行きたい」と大舞台に弾みを付けるつもりだ。(岩原 正幸)