◆米女子プロゴルフツアー メジャー第4戦 全英リコー女子オープン第2日(4日、英キングスバーンGL)
今季限りで引退する宮里藍(32)=サントリー=は74とスコアを伸ばせず、通算2オーバー94位で予選落ち。自身最後の全英でメジャー初制覇ならず、5月の引退表明後では日米を通じて初めての予選落ちとなった。金寅敬(韓国)が通算11アンダーで首位。
藍はボギー先行の苦しい展開を耐えたが、最後まで流れは好転しなかった。74と伸ばせず予選落ち。「風はなかったが雨が降ったりやんだりで難しい天候。チャンスが少なかったかな」とサバサバと振り返った。
「この2日間はグリーン上で苦戦した」と認めるように原因はパットだ。フェアウェーキープ率は12位だったが、平均パット数は87位と振るわなかった。15番は第4打をグリーン奥の小川へ入れダブルボギー。開幕2日前のプロアマ戦(1日)中には父の優さん(71)が倒れ、当地の病院に入院。平常心で臨むのは難しい状況だった。
最後の全英は終わったが「特に感傷的にはならない」と笑顔で別れを告げた。次戦は24日開幕のカナダ女子オープン。残るメジャーは9月のエビアン選手権(フランス)だけだ。「このままの調子を維持していけるように頑張りたい」と気合を入れ直した。