◆ゴルフ日本ジュニア選手権 男子15~17歳の部第2日(17日、埼玉・霞ケ関CC東C、参加116人(男子12~14歳の部、女子12~14歳の部、15~17歳の部=霞ケ関CC西C、参加55人、53人、69人)
男子15~17歳の部は、5位で出た杉浦悠太(15)=福井工大福井高1年=がベストスコアタイの68をマークし通算2アンダー。首位の平本世中(せいちゅう、17)=厚木北高3年=と1打差の2位へ浮上し、大会史上4人目の1年生優勝に挑む。女子15~17歳の部は首位発進の菅沼菜々(17)=埼玉栄高3年=が2日連続の70で回り、通算6アンダーで初の日本タイトルに王手をかけた。
15歳の1年生がベストスコアをたたき出した。杉浦は1年生で07年大会を制した石川遼の弟・航(わたる)と同組で回り、報道陣の前で好ショットを連発した。3バーディー、ボギーなしの68。10番から出て得意のアイアンがさえ13番で1メートル、17番で2メートル、6番で1メートルにつけて伸ばした。「1つでも伸ばせたらと思っていたら、アイアンショットが良くて大体パーオンできましたね」と白い歯を見せた。
170センチで細身ながら、大会史上最長の東京五輪開催コースにモチベーションが上がった。「いつも以上に第2打でウッドを持たされることが多かったけど、プロがやるコースでアンダーで回りたいと思って。東京五輪の舞台ですごく楽しみながら回れました。目標は優勝」。勝てば95年に部門が分かれて以降4人目で、10年の小西健太(瀬戸内高)以来の1年生Vとなる。(榎本 友一)