加瀬秀樹、通算7アンダーで首位に浮上


67のベストスコアで11位から首位に浮上した加瀬(日本プロゴルフ協会提供)

67のベストスコアで11位から首位に浮上した加瀬(日本プロゴルフ協会提供)

 ◆男子ゴルフシニアツアー ファンケルクラシック第2日(19日、静岡・裾野CC)

 首位と3打差の11位から出た加瀬秀樹(57)=アイテック=が6バーディー、1ボギーのベストスコア67で回り、通算7アンダーで首位に浮上。1打差の2位はタイのプラヤド・マークセン(51)=フリー=と真板潔(57)=フリー=。今季からシニアツアーに参戦する川岸良兼(50)=フリー=は5位から13位に後退した。

 シニア屈指の飛ばし屋が豪快なプレーで首位に立った。最終18番パー5。やや打ち下ろしとはいえ、加瀬のドライバーショットは300ヤード超。残り262ヤードの第2打は3ウッドでピン奥6メートルに2オン成功。2パットで楽々とバーディーを奪った。

 今季は賞金ランク47位と苦戦。「気分転換で車のトランクに入れっぱなしだったアイアンを今週、使ったら気持ちいいゴルフができた」。14年のISPSフィランスロピー以来のシニア4勝目に向けては「頑張らない。頑張ると空回りするから」とベテランらしい抱負を明かした。

 テレビ解説で現地にいた13年の全米プロ前、松山英樹にワンポイントレッスンを行い、不調脱出を手助けしたことがある。「松山君は必ず近いうちにメジャーを取る」とエールを送った。日本シニアツアーも同じ「ヒデキ」が主役を張るつもりだ。(竹内 達朗)

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