獲得賞金ゼロのツアープロの生活に密着…2年ぶりにつかんだ賞金は


前園真聖氏

前園真聖氏

 20日放送のテレビ東京系・日曜ビッグ「プロなのに…全然賞金が稼げない0円パパ」(午後7時54分)で、昨年度ツアー賞金ゼロだったプロゴルファー阿久津由生(38)=総武CC=に密着した。

 阿久津はプロ4年目で娘3人のパパ。プロキャリア4年で通算獲得賞金は200万円、経費300万円の赤字だという。15年には所属する総武CCで開催された「平和PGM選手権」でホールインワンを達成し300万円の賞金を獲得したが、ツアー賞金には加算されない。

 コース所属のプロはコースでのレッスン収入があるほか、客のラウンドが終わったコースで練習を行うことができるのがメリットだ。メーカーと契約していればクラブやボール、ウェアなどの支給を受けられるが、阿久津は自腹。ウェアはコース売店から社員割引で購入しているという。

 理恵夫人から厳しい檄を、娘達から父の日の手紙で激励を受け、下部ツアーの「ランディックチャレンジ」に出場したものの最下位で無念の予選落ちに終わる。帰宅すると「練習あんなにしてるのにさ、なんでできないの」と娘たちからの言葉が突き刺さる。8月にはミニツアー大会に出場。前半にバーディーラッシュが飛び出し、首位に1打差の3位入り。2年ぶりに獲得した賞金は「2万5000」。“0円パパを”を「やっと卒業できます」と語る阿久津はほっとしたような笑みを浮かべた。出演したサッカー元日本代表の前園真聖氏(43)も神妙にVTRを見入っていた。

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