谷原秀人、ホストVに向け16強入り


1番、ティーショットを放つ谷原

1番、ティーショットを放つ谷原

 ◆男子プロゴルフツアーISPSハンダマッチプレー選手権第3日(6日、千葉・浜野GC)

 3回戦15試合が行われ、今大会初戦となった大会主催者所属のホストプロ・谷原秀人(38)=国際スポーツ振興協会=が、甲斐慎太郎(36)=フリー=に1UPで競り勝って16強入り。米国選抜と世界選抜(欧州を除く)の対抗戦プレジデンツカップ(28日開幕・リバティーナショナルGC)に代表入りした場合、今季の国内ツアーは残り2試合になる可能性が高いことを明かした。

 6月以来今季2度目の国内戦で、谷原が力強い新スイングを披露した。ツアー屈指のパット巧者は「ひどかった。読めていない」とグリーン上で苦戦しながら、ショットで3バーディーを奪って4回戦へ進出した。

 8月の全米プロ後帰国し、スイング改造に着手。都内で「毎日打ち込んで」ドライバーショットはヘッドスピードと飛距離が増した。「良いのと悪いのとがはっきり今日は出た」と試合後、弾道測定器で約1時間、入念に確認した。

 世界ランク55位。「重圧がかかりながら待っている」と6日に世界選抜のニック・プライス主将(60)=ジンバブエ=から指名があれば、プレジデンツカップに初出場する方針だ。次週ANAオープン(札幌GC輪厚C)出場後は欧米ツアーを転戦し、日本ツアーは11月に1試合出られるかどうか。「頑張ります!」と3月の世界選手権シリーズ、デル・マッチプレーで4強入りした実力者は、数少ない国内戦でホスト優勝を狙う。(榎本 友一)

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