宮里藍、ラストラウンドは通算イーブンパーで折り返す


 ◆米女子プロゴルフツアー今季メジャー最終戦エビアン選手権最終日(17日、フランス・エビアンリゾートGC=6479ヤード、パー71)

 晴れて風の弱い中、最終ラウンドが始まった。メジャー昇格前の09、11年大会覇者で今大会限りで現役を退く宮里藍(32)=サントリー=は27位からスタート。前半9ホールを1バーディー、2ボギーの36で回り、通算イーブンパーで折り返した。現役最後の9ホールへと突入した。

 スタート前、練習場で遭遇した、親交のある世界ランク1位の柳簫然(韓国)ら韓国選手の関係者10人近くとハグを交わした。藍の選んだ現役最後のウェアはエビアンカラー。ピンクのセーターに青いパンツ、白いキャップで臨んだ。

 出だしの399ヤードの1番パー4。藍はドライバーでフェアウェー中央へ。第2打はグリーン左のカラー。残り8ヤードのアプローチを30センチに寄せてパー発進した。最初にスコアが動いたのは、188ヤードの5番パー3。第1打がグリーン右のバンカーにつかまり、第2打は3メートルショート。パーパットを決め切れずにボギーが先行した。

 続く384ヤードの6番パー4でも、スコアを落とした。ドライバーでフェアウェー左へ。第2打はピン左手前15メートルへ。そこから3パットで連続ボギー。それでも、505ヤードの9番パー5でギャラリーをわかせた。ピン手前から4メートルのバーディーパットを沈めて、ガッツポーズを繰り出した。

 イーブンパーの35位の野村敏京(24)=フリー=は10番からティーオフ。17番まで終えて3バーディー、1ボギーで通算2アンダーと伸ばしている。第2ラウンドまで2位で、メジャー自身初の最終日最終組となった上原彩子(33)=モスバーガー=は1番をパーで発進し、8アンダーの首位に並んだ。

最新のカテゴリー記事