ツアー初出場の17歳アマ・小倉彩愛がホールインワン、暫定3位浮上


4番でホールインワンを達成し暫定3位に浮上したアマの小倉彩愛

4番でホールインワンを達成し暫定3位に浮上したアマの小倉彩愛

 ◆女子プロゴルフツアー国内メジャー第3戦 日本女子オープン第2日(29日、千葉・我孫子GC=6706ヤード、パー72)

 ツアー&大会初出場の17歳のアマチュア・小倉彩愛(さえ、岡山操山高2年)が、この日の主役を演じた。

 157ヤードの4番パー3。5ユーティリティーでピン左奥に着弾させ、起伏で転がってカップへ消えた。「入れ、入れ」の大歓声でエースを知った。50年の歴史を誇る大会史上4人目のアマのホールインワン。「試合では初めて。うれしかったです」とほほ笑んだ。

 我孫子GCに勤務して4年目の皆藤佐知子キャディーは「ショットがすごく安定していたので、打つ前にピン方向を狙おうと話していました」と明かした。勢いに乗って第2ラウンドは1イーグル、5バーディー、1ボギーの67。首位と2打差の暫定3位へ浮上した。小倉は「緊張はなくて楽しい。せっかくホールインワンしたし、なるべくボギーをとらないようにと思ってプレーしていました」と心境を口にした。

 昨年大会に続くアマVも視界に入ってきた。「畑岡さんの優勝もあるし、アマが今は活躍しているんで、自分もいけるかなと思ってやっています」。159センチと小柄な17歳が、シンデレラストーリーを完結させる。

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