17歳の小倉彩愛、4打差の4位…メジャー最年少Vへ望みつなぐ


同組の鈴木愛(左)と話しながら歩く小倉彩愛。通算9アンダー4位で並び最終日も同組で回る(カメラ・今西 淳)

同組の鈴木愛(左)と話しながら歩く小倉彩愛。通算9アンダー4位で並び最終日も同組で回る(カメラ・今西 淳)

 ◆女子プロゴルフツアー 国内メジャー第3戦 日本女子オープン第3日(30日、千葉・我孫子GC=6706ヤード、パー72)

 第2日に大会史上アマチュア4人目のホールインワンを達成した17歳の小倉彩愛(さえ、岡山操山高2年)は、最終組の1つ前でともにメジャー女王でもある有村智恵(29)、鈴木愛(23)とプレー。4バーディー、2ボギーの70、通算9アンダーで首位と4打差の4位とし、昨年の畑岡奈紗の17歳263日を超える17歳28日でのメジャー最年少Vへ望みをつないだ。

 「今日も緊張はしなかった。有村さんは昔から憧れて尊敬している選手。鈴木さんもパットの名手なので一緒に回るのが楽しみで、ギャラリーみたいな気持ちになって本当に楽しかった。2人ともすごい優しくしてくれて、とても回りやすかった」。1番で7メートルを沈めバーディー発進すると、2番は167ヤードの第2打を4ユーティリティーでピン上30センチにピタリ。お先にタップインし、大勢の観客から拍手喝采を浴びた。

 5番で第2打をバンカーに入れて初ボギーも、11番では139ヤードからの第2打を7アイアンで80センチにつけるバーディーで、15番パー5でも1メートル半のバーディーパットを決めた。16番パー3で、4ユーティリティーでの第1打を左に曲げてバンカーに入れてボギーとし「今日は70点」と振り返った。「小学生からやってる」というショットの前に両手でクラブを地面と平行に持ち、バランスを取るルーチンも行い、落ち着いてプレーした。

 ホールインワンの反響については「祖父母も(新聞を)見てくれたんじゃないかな」とにっこり。最終日に向けては「優勝は全然考えてない。まずはローアマを取ること。チャンスが出てくれば少しずつ目標を変えたい」と笑顔がキュートな女子高生は控えめに話していた。

最新のカテゴリー記事