遼、65で来季出場権へ残った45位


 ◆米男子下部ツアー ウェブドットコムツアー選手権第2日(29日、米フロリダ州アトランティックビーチCC)

 米男子ゴルフの入れ替え戦に位置づけられる下部ツアー最終戦の第2ラウンド(R)が行われ、94位から出た石川遼(26)=カシオ=は8バーディー、2ボギーの65をマークして通算6アンダーの45位で決勝ラウンドへ進出。来季米ツアー出場権獲得の希望をつないだ。サム・サンダース(米国)が66で回って、17アンダーで首位を守った。

 石川が崖っぷちで踏みとどまった。予選落ちすると来季出場権確保が絶望的になる状況で65をマークし、45位に上げて決勝Rへ。それでも「最低限のプレー。まあまあ」と気を緩めなかった。後半に崩れて悔し涙を流した第1R後、自分と真剣に向き合って気持ちを切り替えたという。

 6、7番と連続するパー5で確実に伸ばし、9番(パー4)はカラーから約4メートルを沈めた。後半も5バーディー(2ボギー)を量産し、遠かった予選通過ラインを何とかクリア。「一喜一憂しないでやるというのを何年かぶりにできた」と喜んだ。全4戦の賞金ランク上位25位までが来季の出場権を獲得できるが、石川は3戦までで22位と当落線上。13年から維持する出場権死守へ、残る2日で全力を尽くす。

最新のカテゴリー記事