男子プロゴルフツアー「マイナビABC選手権」(10月26~29日)の記者発表会が2日、兵庫・ABCGCで行われ、今平周吾(レオパレス・リゾート・グアム)が出席した。5月の関西オープンでツアー初優勝を挙げ、賞金ランク4位につけるなど飛躍。賞金王争いの加熱するシーズン終盤の1戦での鍵を挙げた。
今大会は昨年に比べ、ティーグラウンドからの視野を遮っていた木が減らされた。ティーショットを思い切って打てる分、ハザードが見えるため精神的にタフなコースに。グリーン周りのラフも刈り込まれ、グリーン上で止められなければ、そのままバンカーに転がり落ちるようになっている。日本ゴルフツアー機構の小山俊一ツアーディレクターが「日本一のスピードと言ってもいい」と話す高速グリーンも大会の名物だ。
今平は「グリーンは思ったより1、2メートルくらい転がる印象。ハザードもあるし、パーオンするのが大事。ショットも真っすぐ打つ必要があるし、トータル的にうまくいかないと上にはいけない。グリーンの乗せる位置も注意しながらやっていきたい」と説明した。賞金ランクはトップの小平智と約750万円差。「後半戦であと1勝はしたい」と先を見据えた。